鋼の錬金術師 映画感想

ファン待望!…ではない実写映画。
テレビで予告を観て一抹の不安を覚えましたが結局観て来ましたよ。1週間経ってるけど無事0巻ゲット!

全然関係ないけど、BLEACHの予告編を初めて見て、あの衣装で派手なアクションは裾がビシバシ張り付いて微妙なことになるな…と思いました。←

【チラシ+小冊子付き、映画パンフレット】 鋼の錬金術師



原作:荒川弘
監督:曽利文彦
主演:山田涼介

国家錬金術師の資格を取り軍の下で「鋼の錬金術師」として動くエドワード・エルリック。彼は幼き日に失った弟の身体を取り戻すため賢者の石を探しており――というお話。

私は基本的に、好きな作品の実写化は世界観やキャラのイメージが保たれていて製作サイドの原作愛が伝わってくるものなら満足できるタイプです。
が、鋼錬に関しては実写化発表された時点で「え、ムリムリ絶対ムリだろ!日本人キャストでやる意味は…」と不安しかなかった。。テレビで予告編を観た時も画面からチープさを感じてしまってやっぱり不安だった。。
しかし賛否両論、真っ二つに割れる口コミを観て意を決して観に行ったわけです。(0巻読みたかったというのもあるけど)

あれ…?思ったより悪くないぞ…?
もちろん日本人キャストが金髪のカツラでイタリアの街並み背景に映っていることに対しての違和感はありましたが、ずっと観てると段々見慣れてくる不思議。
冒頭の子供時代はさすがに違和感がありすぎて、子役は可愛いけど親がDQNで髪染められた子供に見えてしまうな…と思っていたけど、ド迫力の人体錬成CGに圧倒されてしまった。掴みはバッチリ。
そしてアルフォンスさんの完成度が高い日本のCG技術もここまで来たのかと驚きました。

映像や風景もダークファンタジーとしての世界観がよく現れていたし、衣装も程よい質感でコスプレ感はだいぶ軽減されていたように思います。(カツラの時点でやはりコスプレ感はつきまといますが…)
ストーリーも、原作をなぞりながらもオリジナル展開というかアレンジを加えて程よくコンパクトに纏まるよう工夫されていました。無理のない繋げ方で良かったと思います。
登場人物も大幅に削減され東方司令部ではロイとリザのみの登場になっていますが人数多いと収集つかなくなりそうなので止む無しですね。
原作は超大作なので後半の展開を映画に詰め込むのはなかなか無理がありそうですからね。序盤のエピソードだけに留めたのは正解だったかと。

キャストに関しては、
エド役の山田涼介は序盤はちょっと勢いとか生意気さが足りないなと感じたけど終盤の演技は良かったです。あと身長と身体能力的には正に適役。
ウィンリィ(本多翼)かわいいよウィンリィ元気いっぱい、表情豊かでとにかくかわいかった
ホークアイ中尉(蓮佛美沙子)とロス少尉(夏菜)もクールビューティー感が出ていて良かったです。夏菜がだいぶ細面になっててビックリ
個人的に1番ハマってたと思うのがヒューズ中佐(佐藤隆太)。顔の輪郭といい、お節介かつ人の良さそうなあの笑い方といいイメージピッタリでした。愛妻家っぷりがたまりません。
あとホムンクルス勢は全体的にしっくり来るキャスティング。特にラスト(松雪泰子)は美しくて実に良かったです。
エンヴィー(本郷奏多)の衣装は実写化されるとヤバいということがよく分かりました。実写化されなくてもヤバかったけどw
グラトニー(内山信二)が適役すぎてもはや笑うしかないww白目まで再現せんでもwwおかげでだいぶ不気味な仕上がりに。
唯一うーん…と思ったのが、マスタング大佐役のディーン・フジオカ。黒髪が似合ってモテそうな感じは共通しているかもしれませんが吊り目→垂れ目のギャップが気になってしまって。。1番好きなキャラなのでそう思うのかもしれませんが。
あと、これは役者関係ないですが序盤のキャラに違和感があったかな。。エドに対してはもっとこう、飄々とした大人の余裕を持って接しているイメージが強いので終始説教モードなのがちょっとうーん…でした。
特別出演の大泉洋が演じるショウ・タッカーは原作より出番多め。

等価交換、命の重さと世の無常さ、真実の残酷さ。そして自分自身で何を決め掴み取っていくか。
原作の設定を活かして、世界観や核となる部分はそのままに映画として昇華する。これが錬金術か…!←違
0巻の荒川先生と曽利監督の対談を読むと監督の原作愛と映画化にかける情熱が伝わってきて納得。
ついでに、原作未読者へ「疑問点があれば全て原作で解消できます」という宣伝も忘れない原作ファンの鏡。原作と実写映画の関係って正にかくあるべきなのかなと思います。私も原作知らないで観に行った実写映画は色々気になって原作読んでみようかなという気になるし。

ED曲はロックの方が似合っていたんじゃ…?と思いましたが、優しい色合いのエドアル子供時代のバック映像によくマッチしていました。ED後もオマケ映像があるので最後までご覧あれ。

以下、ネタバレあり感想です。観てない方はご注意を








リオールのコーネロ教主、ショウ・タッカー、Dr.マルコ―、第五研究所…と賢者の石を辿っていく先々でのエピソード。

コーネロ教主の走り方がザ・漫画って感じで笑ってしまったww

ニーナとアレキサンダーがかわいすぎて辛い
かの有名な「ニーナとアレキサンダーどこ行った?」「君のような勘のいいガキは嫌いだよ」は分かってても戦慄。。
キメラの「お父さん…」「遊ぼ…」はやはり涙腺に来ます。。

えぇぇぇマルコーさん死んじゃった
いや、刺さり所が悪かっただけで一命は取り留めてる可能性も…やっぱり死んでたどうすんのコレ仗助の爺ちゃんじゃないんだぞ
もう実写映画で綺麗な國村隼が出てきたら死亡フラグだと思うことにしよう。。

ヒューズを撃った時のエンヴィーがマリア・ロスでなくロイに化けていたのは驚きましたが、第五研究所へ単独行動で乗り込む流れを簡略化して作り出すための演出だったんですね。この辺りのオリジナルの流れで繋いでいく手法は上手いなと思いました。
あとショウ・タッカーの動かし方とか。すっかり便利なキャラになってキレッキレのサイコっぷりを見せるタッカー氏。。

小日向さん演じるハクロ将軍は立ち位置的には大総統に近い役割を果たしていましたがあくまで小者だったようです。
「私は神になる!」「お前たちのパパだよ」がもう盛大なフラグ。。なぜレバー降ろしただけでアレを支配できると思うのか
っていうかハクロ将軍って誰だったか思い出せない…と思ったら、結構なチョイ役でした。役割的には実質オリジナルキャラですね。

っていうか実写であの気持ち悪いのやっちゃう原作でもかなり終盤に出てくるやつ出して来ちゃう
ゾンビ人形、実写で見るとやっぱりすごく気持ち悪いというか雨のように降ってくるのはやり過ぎ!味方が大人数でかかっても手こずってたのにたった4人でどうすんのコレ…と思ってたら救世主はまさかのグラトニーだった
と思いきやてんで役立たず。。残さず食べるんじゃないんかい最後も「ラストが…」とか言いながら1人すごすご帰っちゃうし何しに来たんだコイツ

真理の扉の前に五体満足のエド(山田涼介)が現れた時は「いやいや、何でいきなり成長しとんねん!」と盛大にツッコミ入れてしまいましたが、よくよく考えたら全年齢向けの実写で子役を半達磨状態で映すわけにはいかないですよね。いわゆる大人の事情って奴ですね。これが実写の弊害か…。
そこはもう仕方ないので心の目で山田涼介を年端もいかない子供に変換して見るとしましょう。
しかし、全年齢向けでガッツリ焼死体ができる過程を映すのはいいのかと逆にビックリしたよ
大佐好きとしてはラスト戦は鋼錬の中でもお気に入りのシーンなので見せてくれてありがとうという感じですが、ラストの燃えっぷりはアニメ観た時でさえ割とキツかったんですよね。。子供が観ても大丈夫なやつなのか?と余計な心配をしてしまう

それにしてもラストはとても良かったです。美しくて色気もあって演技もバッチリハマっていました。
そして最後の台詞は「私も死ねるのね。あなたたちと同じ」と映画オリジナルに変わっていましたがホムンクルスの悲哀が込められていて実に良かったです。
ホムンクルスであることを明かした時の「あなたたちと変わらない。人間よ」という台詞を拾ってこう持ってくるとは素晴らしい。

賢者の石の秘密を知って、石を使わず元の身体に戻る道を探すことにした2人の冒険は続く!ということで、原作を読み返したくなってきました。

そしてセットで丸焼きにされたエンヴィーですが、最後に本体登場まぁここでは終わらないよね。
それにしても原作では終盤まで大活躍するマルコーを死亡させた時点で「あ、こりゃ続編作る気ないな」と思ったものですがこの終わり方だと反響次第では続編も見越している
その場合、どうやって纏めるつもりなのか気になります。
清国のメンバーを登場させた日には外見的に見分けがつかなくなりそうでそれが1番心配。←

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