DESTINY 鎌倉ものがたり 映画感想

予告で観てずっと気になっていました!

映画『DESTINY 鎌倉ものがたり』オフィシャルガイド



原作:西岸良平
監督:山崎貴
出演:堺雅人、高畑充希ほか


歳の離れた小説家・一色正和と結婚した亜紀子は鎌倉で新婚生活をスタート。しかし鎌倉では幽霊や魔物がひしめいており様々な怪奇現象が日常茶飯事。戸惑いながらも徐々に鎌倉での暮らしに慣れていく亜紀子だったがある日不幸な事故が彼女を襲い――というお話。

古都・鎌倉を魑魅魍魎が闊歩する土地として描いたファンタジー大作。
鎌倉では源平合戦や鎌倉政権で血なまぐさい争いが多くあり由比ヶ浜ではその頃の死体が大量に見つかったという話も聞いたことがあります。正和いわく太古の昔からの様々な怨念が渦巻いているということですが、それ言ったら京都とかも相当いると思う。。どちらも風情があって好きなんですが。
ALWEYS-三丁目の夕日のスタッフが集結したというだけあり、レトロな雰囲気の鎌倉の風景がとても良かったです!特に一色家の外観はこじんまりとしていて可愛らしいそれでいて中には蓄音機や黒電話などのレトロアイテムが違和感なく置かれているのがいい
作品内で重要な役割を果たす江ノ電もやはりレトロでいいですね~鎌倉には1度行ったことがあるので「あそこ行ったことある!」とテンション上がりました。

ストーリーはおおむね予告編で見たままといった感じ。妖怪現れる→亜紀子が黄泉の国へ→正和が亜紀子を取り戻しに行くという流れに加えて彼らを取り巻く人のエピソードが序盤に盛り込まれています。
予告編で大体把握していたので驚きがあまりなかったのが残念といえば残念ですが、正和が黄泉の国に行った後でとっておきの驚きの事実が待ち受けていました。

CGに関しては凄い!と感動する部分と分かりやすくCGだ!と違和感を感じる部分がありましたが、妖怪モノが好きな人にはたまらないと思います。夜市で妖怪が集っている場面は楽しかった
あと黄泉の国の風景は壮観正和が見た黄泉の国は和風の集合住宅がいくつも連なっており巨大な城のよう。千と千尋の神隠しを彷彿とさせます。銀髪黒スーツの死神が浮いていることこの上ない

知的な大人の男性でありながら少年のような心も持ち合わせる正和と、天真爛漫で人のいい亜紀子。この夫婦がとにかくかわいい
亜紀子のクルクル変わる表情や年の離れた正和に思いっきり甘える姿が愛くるしい走り方と泣き方がまんまカホコだったけどww
そして子供の頃のある記憶がきっかけで夫婦の絆が信じられなくなった正和が、それでも亜紀子を必要とし一途に思う姿にグッときます。

脇役も非常に豪華。堤真一と高畑充希がじゃれているところは「人前でキャップはやめろよ~」「じゃあ真・一・さん」という幻聴が聞こえてきたww
他にも安藤サクラ、ムロツヨシ、市川実日子、橋爪功、吉行和子、田中泯、國村隼、薬師丸ひろ子、三浦友和、中村玉緒etc…と、とっても豪華な俳優陣が脇を固めます。中村玉緒さん久しぶりに見たけどまだまだお元気そうで何より
田中泯さん演じる貧乏神が、他の映画でよく見る田中泯さんとは一味違った雰囲気で新鮮でした。
夜市で見かけた豚みたいな妖怪が笑福亭鶴瓶師匠に見えたんですが、どうやら人違いだったようです。。(←失礼)

正和と亜紀子の純愛にほっこりして心温まるファンタジー・ラブストーリー。正にこの季節に観るにはピッタリの映画です。

宇多田ヒカルの主題歌「あなた」もとても良かったエンドロールも凝っていて最後まで魅入ってしまいました。


以下、ネタバレあり感想です。観てない方はご注意を








納戸を絶対開けてはいけないと言いすぎて逆に怪しい正和ww案の定、10秒足らずで納戸を開けられる
何かヤバいものが封印してあるのかと思ったら普通にマニアックなコレクション置き場でした。
その直後に登場したお手伝いのキンさんの方にビックリした!あまりにも思わせぶりな登場だったので「この人絶対幽霊か何かでしょ」と思ってたら普通にお手伝いさんだった。。ゴメンナサイしかしあの縄捌き、ただ者ではないことは確かなようです。

警察の心霊捜査にも協力しているという正和ですが、どうして心霊捜査という特殊な科で見込まれているのかはよく分かりませんでした。特別霊感が強いとか特殊能力があるとかいうわけでもなさそうですが単に推理力を買われているということなのかな。
それにしても大倉孝二のこれ見よがしなカッパ頭はどうしたことでしょうこの人、絶対カッパだろwwと思ってましたが特にカッパだと明言されることもなく終了。気になる…。
同僚の要潤が狐の血を引く半妖?らしいので、この人もカッパで間違いなさそうですが。

夫婦の絆を信じていない正和ですが、彼に夫婦とは何かを考えさせる2組の夫婦が登場。
1組目は正和の顔馴染みの老婆とその夫。死んだ後も残してきた夫が気がかりで幽霊申請を受け現世に留まり見守ってきた優子さん。鎌倉は妖気が強いので幽霊も実体化できるという便利設定。あまりにも鮮明で幽霊と生きた人間の区別が全くつかないのが味噌ですね。この世ならざる者である死神が分かりやすいビジュアルをしているのはそのためか。。
夫の死を見届け、2人仲良く寄り添って黄泉路へ旅立つ老夫婦がとっても素敵でしたそりゃ正和も「ああいう夫婦もいるんだ」と考え直すわけです。

そして正和の担当編集者である本田は若くして幼い娘と妻を残し不慮の病で死んでしまう。
幽霊申請が通らないと分かって、それでも妻と娘を見守りたいと妖怪になる道を選んだ本田ですがその後の顛末が可哀想すぎる
カエルになった本田さんかわいいなと思ってたら嫉妬で怒りビックリするほど怖い顔になってしまった
ポストに入っていたお金は本田が入れたのか里子の同僚が入れたのかどっちだろうと思いましたが、顔を合わせるのが初めてのようだし本田さんが自分で入れたのか…。ますます報われない
里子の同僚は一途でいい人そうだし、遺された妻子が生きていくためには…と考えると仕方ないのかもしれませんが。。

貧乏神と亜紀子のやり取りはちょっと泣けてほっこりしました。
100均の茶碗に見惚れたり「ご飯を出してもらったのは初めてだ」と感涙したり、自分の茶碗を差し出して「迷惑じゃなければ受け取って欲しい」とはにかみながらお礼を示す貧乏神が愛おしい
そんな貧乏神に、正体を知りながらも分け隔てなくお客様として扱う亜紀子のおおらかさ、人の良さにも癒されました。これ絶対、後で恩返しされる展開だよ!

そんな心優しく明るい妻をひょんなことから失ってしまう正和。
女将に魔除けの御札を貰って、亜紀子が家に入れなくなる場面はちょっとゾクッとしました。
彼の生命エネルギーを奪ってしまうことが耐えられず自ら黄泉路へ旅立とうとする亜紀子を必死で追いかけ、「亜紀子がいなくて残りの人生何だっていうんだ!」と思いをぶつける正和に涙腺崩壊。心から愛し合う2人の別れの場面は泣けました…
その後も、亜紀子の身体を見つけて拝借していた相手の家族に激昂したり(離れ難い気持ちは分からんでもないけど正和の立場からしたらそりゃ怒るわ)、亜紀子を取り戻そうと単身黄泉の国に乗り込んだりと、彼の思いの強さは本物。

黄泉の国で甲滝五四朗が母の不倫相手ではなく父親と同一人物だったというまさかのオチに辿りつき、彼の心のモヤモヤはスッキリ解決。正和の母は内でも外でも父を支え続けていたんですね。
父親から「お前ならやれる」と勇気づけられ、持ち前の想像力を武器に亜紀子を浚った天頭鬼の元へ乗り込む正和。
亜紀子を転ばせた妖怪、夜市でもいかにも怪しげでしたが何が目的?と思ったら天頭鬼の手下だったんですね。これで全てが繋がった!
そして何と、正和と亜紀子は平安の昔から何度も転生しては恋人同士になっていたことが判明。まさにDESTINYまさに前前前世からの運命の相手だったんですね2人が初めて会った瞬間に惹かれ合ったのも運命の糸が繋がっていたから。
2人が結ばれないようにと産まれ年をズラして邪魔しようとする天頭鬼さんですが10年ちょっとの誤差で済ませてくれるとは意外と優しいな
そんなに昔からご執心とは天頭鬼もある意味かなり一途なのかもしれませんが、やってることはストーカー…

作家の得意分野である想像力を駆使して闘う正和と天頭鬼との戦いは迫力満点で見応えがありました。どこまでも追ってくる天頭鬼との攻防にハラハラドキドキ竹刀を使った正和の殺陣は山南さんや源二郎のようにカッコ良かったです
しかし圧倒的なパワーを誇る天頭鬼に追い詰められ絶体絶命愛する人の危機を救うためまたしても我が身を犠牲にしようとする亜紀子ですが悔しさの滲む表情が痛々しい…
絶望的な状況下で「誓い…ません!天頭鬼をやっつけます」って答えたらどうなるのかな。。契約書発動して倒せるんじゃない?とかあれこれ考えてたら茶碗がふっ飛んできて神パワー発動
いやぁ、てっきり貧乏神が来てくれるのかと思ったら茶碗の方が助けてくれるとは。おまけに現世まで送り届けてくれる茶碗強し

現世に戻って来てからの正和と亜紀子の仲睦まじい様子にほっこり。本田さんも居候してお手伝いさんになればいいと思うよ!

でも天頭鬼は倒してないからまた同じことが起こるのでは?という懸念が残りましたがEDで線路とぼとぼ歩いてる天頭鬼さんが哀愁漂いまくりで何とも言えない気持ちになったのでまあいいか。。
古田新太さんが声当ててたんですね。ワンピースの時も思ったけど、この人はアフレコ上手だなぁ

正和が産まれた時に握り締めていたというキーホルダーの謎は解けましたが、亜紀子がしきりに気にしていた彫刻やお盆は何だったんだろう…と思ったらEDで回収してくれてスッキリ。あれは過去の正和が亜紀子を守って天頭鬼と戦っている場面が描かれていたんですね。
遥か昔から続く絆がエンドロールを通して浮かび上がって来て素敵な余韻が残りました

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