嘘を愛する女 映画感想

完全に高橋一生目当てで観て来ました!

【映画パンフレット】嘘を愛する女 監督 中江和仁 キャスト 長澤まさみ、高橋一生、DAIGO、川栄李奈、黒木瞳、吉田鋼太郎



監督:中江和仁
出演:長澤まさみ、高橋一生、他


研修医の恋人・桔平と同居中の由加利は日々の仕事に追われながらも自宅では恋人との甘い時間を過ごしていた。
母親に桔平を紹介しようとした矢先、桔平がくも膜下出血で倒れてしまう。呆然とする由加利に、さらに恋人が全ての経歴を偽っていたという衝撃的な事実が突き付けられる。
名前すら偽名であった恋人は一体何者なのか。由加利は彼のルーツを探し求める旅に出るが…というお話。


最初に言っておくと、高橋一生目当てで行くと出番の少なさに物足りない思いをすることになります。
序盤で倒れてこん睡状態になってから、ずっと寝たきり状態。それ以降は回想でちょこちょこと出番はありますが出ずっぱりの長澤まさみと比べたら出演時間は短いです。
しかしながら、あのくしゃっとした笑顔が惜しげもなく披露される上にセクシーシーンも用意されているのでファンは歓喜できるかも?(どっちだ)
それにしても民衆の敵といい最近ちょっとセクシー俳優みたいな扱いが増えてきた一生さん。。個人的にはストイックな役柄やエキセントリックな役柄の方が好みなのでちょっと複雑ですが

恋人の謎を解き明かしていく内に驚愕の真実にたどり着くというミステリー要素も込められたラブストーリー。終盤は泣いてる人もちらほら。

ただし、個人的にはまったく泣けなかった。。
というのも主人公がかなり苦手なタイプの女性だったから。その言動から非常に共感し辛く、恋人の嘘に混乱している様子は無理もないと思いつつもあまり気の毒だと思えないという…。
ネタバレになるので詳細は追記で書いていきますが、仕事が出来るキャリアウーマン故の傲慢さと我侭さが顕著なんですよね。。キャリアウーマンでも天海祐希や米倉涼子がよく演じているような女性はカッコ良く見えますが、恋愛に焦点を当てているからなのかとにかく主人公の性格にイライラさせられっぱなしでした。
そんなわけで物語に入り込み辛く、クライマックスになっても何となく感慨が湧いてこなかったのが残念。
これはあくまで個人的な感想であって現に泣いてる人もいたので、ハマる人にはハマる内容だと思います!

代わりといっては何ですが、吉田鋼太郎・DAIGO・川栄李奈といった脇メンバーが濃いキャラ揃いで面白かったです。
特に吉田鋼太郎演じる探偵の海原がとにかくお人好しなオッチャンで、散々由加利に振り回されながらも付き合ってくれるいい人っぷりに癒されっぱなしでした
DAIGO演じる探偵助手も、アンジェラアキもビックリの長髪メガネ姿(無造作に見えてしっかりセットされてるのがツボw)でインパクト大。喋り方は素のDAIGOに近い感じでしたが雰囲気はまるで違う不思議。
川栄李奈演じるゴスロリストーカー女・心葉はとにかくかわいい。メンヘラだけど見た目も仕草もいちいちかわいくて目の保養になりました露出の多さに色々言われてますけど、どの役も同じに見えるということはないし与えられた役に真摯に向き合っているように見えて個人的には好印象です。
心葉は主人公の恋敵(というより一方的なストーカー?)といった立ち位置ですが、主人公にイライラさせられていたのでキャットファイトが始まった時には「いいぞ、もっと煽ってやれ!」と密かに応援してしまったwいや、ストーカーは駄目ですけどね
あとは黒木瞳演じる飲み屋のママさんも世話焼きでサバサバした感じがカッコ良かったです。

途中、桔平の書いていた小説が高橋一生の朗読付きで何度も挿入されますが、その小説に込められた彼の真意を知った時、彼がどんな気持ちでそれを書いたかを考えるとさすがに込み上げるものがありました。
人には誰しも言いたくないことの一つや二つある。それら全てを知ることが本当に良いことなのか?大切な人のそれを知った時、どう相手と向き合うのか?そんなことを考えさせられる映画でした。

以下、ネタバレ感想です。観てない方は注意してください







前述した由加利のイライラポイント
・彼氏と同棲までしておきながら合コンで男に貢がせる。
・帰りが遅くなり心配する恋人に「自分で稼いだことないから分からないでしょ」発言
・イライラしてるとはいえ夜遅くに玄関先で大声を上げる(刑事さんでした)
・大事な仕事に遅刻して謝りもせず「次は私が」と負けん気発動。そりゃ上司も「勘違いすんな」と怒るわ
・東京から今治まで遠路はるばる運転してきた海原を労わることもせずさっさと車移動を促す。
・同室が嫌だからって年長の海原の布団を寒い隅っこに追いやる。ついでに荷物も放り投げる。
・あれこれ心配して世話を焼いてくれてる海原に「そんなだから奥さんに逃げられるんですよ」と悪態を付く。これはさすがの海原もキレる。
・海原の愛車が溝に嵌まると「置いていきましょう」とあっさり見捨てようとする。
・病室に戻って感動の再会…かと思いきや「私、浮気してたの」と告白。桔平には聞こえてないけどさ…。

うーん、我ながらよくもまあこれだけ羅列できたものです。ビックリだよ
でも悲しいかな、こういう女性ほどモテるんですよね…。僻みと言ってしまえばそれまでですが海街diaryやらモテキやら、女に嫌われる女を演じさせたら今のところ長澤まさみの右に出る者はいないかも?
桔平は一体由加利のどこを好きになったのか?理屈とか抜きで、こんな自分を受け入れてくれるおおらかさに惹かれたのだということは何となく分かりますが、主人公なのだから観客にも分かりやすいようちょっとはいい面も見せておくれ…と思ってしまいました。いや、諦めず手がかりを探し続けるガッツとか会ったばかりの素性もよく分からなかった桔平を家に住まわせる懐の広さとかは確かに長所なのだろうけど。イライラポイントが多すぎて霞んでしまうんですよ

海原おじさん癒しポイント
・心葉のキックをモロに受けて悶絶しながらも追跡
・「だざっ…芥川だって自殺だろぉ?」
・元妻と娘をバレバレな位置から覗き見。そして逃げる。(あっちもこっちもストーカーだらけw)
・遠路はるばる由加利に付き合って手伝いに来てくれる。
・由加利が隅っこで寝ようとしてると思って「そんなとこで寝たら風邪引くぞ」と心配してくれる。
・寒い隅っこに追いやられても「トイレに行く時お前を跨いでいくからな!」で済ませてくれる。
・由加利に酷いこと言われたのにやっぱり手伝ってくれる。
・勢い余ってビー玉を海に落としてしまうと「ごめん!」と全力で謝ってくれる。
・宝物を見つけることができた時、自分のことのように喜んでくれる。
・由加利の耳にホクロがあることを発見して真相解明に貢献。

由加利に散々振り回されてるのにお人良し&お節介精神で助けてくれる海原さんが天使に見えるよ海原さんは不憫かわいい!
アレ、高橋一生を観に行ったはずが吉田鋼太郎のことばっかり書いてる。。カラマーゾフの兄弟の憎たらしい親父から入ったので吉田鋼太郎氏に癒される日が来るとは思いませんでしたよ。
離婚の原因も大半は奥さんが元凶なわけで。。カッとなって娘に言ってしまった言葉は確かにいただけませんが、充分に後悔しているようだったので最後は娘と和解出来てよかったよかった

DAIGO演じるロン毛の助手くんも、一見怪しげな風貌なのに空気が読めるいい奴だし彼にもかわいくて優しい彼女つくって幸せになって欲しい!中の人は既に幸せになってるけども。
あと、そっくりさん(あまり似てない)の彼も、事情を聞かされたとはいえ振り返った瞬間に一方的に爆笑されたというのに追いかけて来て手掛かりを教えてくれるなんていい人だなぁ。
しかし振り返った瞬間の高橋一生には「まさかの双子オチ」とビックリしてしまったよ。ただのイメージ映像でした

前半であれだけアクの強さを見せつけた心葉は後半空気で終わってしまったのが残念。
前半はストーカーの成果を見せつけ手掛かり探しに貢献していたし、由加利をわざと煽って「フフン」と勝ち誇ったような笑みを浮かべていたのにあれで終わりとはちょっと拍子抜けです。
そういえば、心葉と桔平が出会い系で会ったという話はどうなったんだろう…?
心葉の扱いをはじめとして、色々中途半端に終わった感じは否めませんでした。

桔平の故郷と思われる瀬戸内の島で地道な聞き込みを重ね由加利がたどり着いた真実は重く悲しい過去だった。。
桔平の本名は安田公平。臨床医として働いていた彼には妻も子供もいた。しかし育児ノイローゼになってしまった妻が娘と共に無理心中。全てを失い絶望した彼は逃げるように行方を眩ませ名前も経歴も偽り東京の街を彷徨っていた。
彼はもしかしたら死に場所を探していたのかもしれない。そんな時に由加利と出会って彼女に自分の存在を許されたような気がしていたのかも。そう考えると、あの小説の意味にも納得がいきます。
真面目な妻と激務でなかなか帰れない夫。育児ノイローゼ。そういった状況は誰にでも起こり得る可能性があり、他人事ではないのかも。
奥さん役の初音映莉子の演技に色んな意味で心が震えました。今にも泣きそうになりながら夫を探す張りつめた糸のような心細い姿。そして公平が帰った時には既に壊れて暗闇で蹲っている…。
その後の、必死で妻を呼ぶ公平の悲痛な姿にも心が痛くなりました。そして、自殺する直前に夫を責めるように睨み付け、その後にフッと笑う。これは、公平が名前も仕事も故郷も捨てて失踪するには充分の説得力がありました。あんな光景、トラウマどころじゃ済みませんよ…。

前述した通り由加利目線で物語を見ると話しに入り込みにくいのですが、全てを知った後で桔平目線で物語を振り返ると切ない気持ちがこみ上げてきます。
彼が由加利の母親に会いたがらなかった理由、結婚の話を曖昧に躱し続け「僕にはそんな資格ない」と寂しそうに呟いた理由。妻子を守れなかった自分には二度と家庭を持ち幸せになる資格などないと己を責め続けていたんですね
由加利を愛しながらも、過去に縛られて幸せな未来を小説の中にしか描けなかった。小説の中で、自分には叶えられぬ夢を描き続けていたのでしょう。
いつも仕事で帰りの遅い由加利を待っている間、彼はかつての妻の気持ちを思い知っていたのかもしれない。
だからといって、適齢期である由加利にズルズル甘えていたのは彼の身勝手。しかし由加利も彼にその気がないと悟って他の相手探しもしていたのだからそこはお互い様なのかも。

彼の過去を知ることでようやく真実の彼を知ることができた由加利。
最後は目を覚ますことが出来てよかった。うっすらと開いた目から涙が零れる、それだけで色んなものが伝わって来て余韻を残してくれる。やはり高橋一生の真骨頂は表情だけでの演技にあると感じました。
今度こそ幸せになるんだよ。。というか幸せにしないと許さないぞ、由加利(←どこから目線)

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