ズートピア 映画感想

金曜ロードショーやってたので視聴。

観た方から口々に「面白いから」と勧められて気になってたんですよね。

ズートピア (吹替版)



監督:リッチ・ムーア、バイロン・ハワード
製作総指揮:ジョン・ラセター


進化した動物たちが文明を作り上げ仲良く暮らす世界。
田舎の農園育ちであるウサギのジュディは幼い頃から警察官になることを夢見ていた。人並み以上の努力をしてトップの成績で警察学校を出たジュディは、中心都市であるズートピアに配属される。しかし周りの警察は屈強な肉食動物や体の大きな草食動物ばかりで、小さなウサギであるジュディは厳しい現実を突き付けられるが…というお話。


あっちを見てもこっちを見てもかわいい動物ばかりのモフモフワールド。動物好きな人にはたまらない映画ですね!
動物たちが繰り広げるハートフルなほのぼのストーリーを想像していましたが、主人公のジュディが警察官ということでなかなかハードな事件に巻き込まれていく動物版ダイ・ハード。
序盤から出てくるちょっとした要素が実は伏線となっていて、そんな伏線があちこちに張り巡らされているので最後まで見ると「なるほど、そう来たか!」と唸らされることが多いです。実に巧妙な作りのストーリーで大人が見ても充分楽しめるかと。

また、警察モノにありがちなコンビを組んで事件を追う流れ。
ジュディは街で出会った詐欺師のキツネ・ニックの弱みを握って強引に捜査に協力させますが、この2匹のコンビとしての成長と絆がとても良かったです
か弱い見た目とは裏腹に、負けん気が強く行動的でしたたかなジュディは主人公として八面六臂の大活躍。ウサギというだけで軽く見られる境遇をものともせずのし上がる姿に脱帽です。
ニックは詐欺師だけにずる賢く、一見するとジュディより一枚上手に見えるのですが…段々とジュディのペースに巻き込まれて、大胆なジュディに振り回されていくことになるのが面白い。振り回されるヘタレキャラが板に付いてきた所で、さらっとジュディのピンチを助けたりアドバイスしてくれたり…と話が進んでいくにつれて魅力が増していきます。
利用し利用されている関係のはずが、いつの間にかお互い助け合ういいコンビに子供時代のジュディとニックはめちゃくちゃ可愛かった
ジュディの吹替えを担当した上戸彩が意外と違和感なしで驚きました。森川智之はさすがの安定感&イケボ

差別や偏見に負けず、なりたい自分になるべく努力するということ。
ディズニーらしい教訓も織り交ぜられており、子供が見ても大人が見ても楽しめる映画でした
動物たちは実に表情豊かで、話にグイグイ引き込まれていきます。


以下、ネタバレ有感想です。














肉食動物を凶暴化させ街を混乱させた犯人の目的。
地下室に羊が出てきた時点で「あっ…(察し)」となりましたが、ジュディに協力的だった話の分かるベルウェザー副市長が黒幕だったとは
しかし振り返ってみれば彼女もジュディと同じようにか弱い草食動物だからと副市長としては不当な扱いを受けており現状に不満を持っていた。ライオンハート市長が失脚した後は副市長となっていて、納得のいく動機も充分でした。
同じような境遇にありながら、片や道を踏み外し、片や努力して正義を貫くベルウェザーとジュディが対照的。

しかし、自らの境遇による偏見にトラウマを抱えていたのは草食動物だけではない。
ニックはずる賢いキツネだからと他の動物たちから信用されず、また幼少の頃には草食動物に恐れられるが故に夢を叶えられなかった悲しい過去を抱えていました。ジュディの演説を聞いてる時に、次第に表情が曇ってサインした書類をポケットにしまい込むのが見てて切なかった。。
また、ジュディが幼い頃にいじめられていたキツネのギデオン・グレイは大人になったらすっかり落ち着いていて、ジュディに昔のことを謝ってくれました。彼がジュディをいじめていたのは自分に自信がなかったからということですが、これは人間社会のいじめにも割とありがちな理由なのではないかと思いました。自身がない故に自分よりか弱い者を標的にして優越感を得るという…。
大切なのは自らの過ちに気付いて反省することの出来る心、そして自分を変えようと努力する強さ。
ギデオン・グレイは好青年になってジュディと和解し、事件解決へのヒントまでくれました。ジュディに散々パワハラしてたボゴ署長も中盤以降は彼女を認め、ジョークまでかませるお茶目な人になってて癒されました
オッタートンさんがちゃんと正気に戻って家族と再会できたのもホッとしました。後味の良さはさすがディズニー。

事件解決に向かうまでの怒涛の伏線回収が凄かった!
・ニックがアイスキャンディを売り歩いている場所
・序盤にジュディが追いかけていた泥棒(盗んだものは球根)
・追跡の際にネズミの女の子を助けたこと
・ニンジンペンでニックの悪行を録音したこと
・ジュディが農場育ちで農作物に詳しいこと
・先述した、ベルウェザー副市長が扱き使われていたこと
・ニックがブルーベリーを食べる場面

ざっと思いつくだけでもこんなに多くの伏線があり、それが事件解決へ鮮やかに繋がっていくのがお見事!
ジュディとニックのナイスなコンビネーションも気持ち良かったです。最後は絶対ニックが凶暴化するんだろうな~と思ってたらまさかのお芝居だったとは

自分の失言でニックを傷つけてしまったジュディが謝りに行く場面は印象的でした。
心から反省して涙を流しながら謝るジュディを、逆にニックが頭ポンポンしながら「仕方ないやつだな」と慰める形になってるのが最高!ここのニック、イケメンすぎる
ボゴ署長にジュディが責められてる時も、視聴者がずっとモヤモヤしてたことを代弁するかのように庇ってくれたのもカッコ良かったなぁ
「やるじゃない」「なかなか賢いな」とお互いのファインプレーを褒め合うのもいい感じだし、もうこの2人くっついちゃえよ!と思ってたら最後の最後に「俺のこと好きなんだろ?」とかもう…ありがとうございますジュディはジュディで満更でもなさそうだし。正式にコンビになった2匹の活躍がもっと見たい

スローモーションすぎるナマケモノと、副市長の頭モフモフするニックと、ゾウコスしてる可愛い赤ちゃんがめっちゃ低い声で喋り出すのには笑いましたww
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